今日は川崎市三曲協会の演奏会に行ってきました。三曲って知らない人もいるかもしれませんが、箏、三絃(三味線)、尺八をまとめて言うときの呼び方です。私は尺八の演奏を始めてかれこれ30年。実力はともかく年期だけは一人前。大きな都市には大抵、XX市三曲協会とかがあって、年に1ー2回、演奏会をやります。私も、相模原、横浜、川崎などの演奏会に出ています。プロ級の人もいるんですが、残念ながら客席はガラガラ。箏の大合奏だと舞台に上がっている人の方が多いなんてことも。今回も、御他聞に洩れず観客の少ないなか、淡々と私の出番は終了しました。
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金屏風と緋毛氈がまぶしい。和服の女性、紋付袴の男性も最近は目にする機会が減りました。 |
ところで、趣味で尺八を演奏する人は、恐ろしいスピードで高齢化が進み、尺八人口も減少の一途をたどっています。絶滅危惧種としてレッドデータブックに登録されてもおかしくない状況です。50代は「若手」と呼ばれます(・_・;
理由はいろいろあるでしょうが、邦楽に触れる機会が少ないこと、音が出るまでに苦労することなどでしょうか。うちの子供たちも身近に聞いてはいますが、ピアノに走ってしまいました。お箏は多少子供たちの姿も見えますが、傾向は似たようなものです。やがて三曲という言葉が死語になってしまうかもしれません。。。
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