2012年11月18日日曜日

難関タマネギ

タマネギを育てるのは野菜の中でも難しいとよく言われます。私の経験でも勝率2割5分くらいでしょうか。有機栽培ではバクテリアの活動が落ちる冬場に肥料を効かせにくいことも難しくしています。

まずは適切な大きさに育った苗を植える作業から。タマネギはある一定以上の大きさの苗が冬場の寒さにあうと薹(とう)立ちしてしまうので、11月中旬に割り箸程度の太さの苗を植える、というのが目安です。ただし小さくても冬場を乗り切れないか、乗り切れても小さな玉しかできません。ということで、その加減が難しい。今年はまだそこまでの太さにはなっていませんが、なんとか普通の箸の先くらいまで太ってきたので、今日植えました。苗は普通のタマネギ泉州と赤タマネギの2種類です。

泉州は最初、セル苗を作る9x18の連結ポット2枚に蒔いたのですが、種の蒔き方が浅すぎて根が露出しそうだったので途中で1枚だけ深い容器に植え替えました。セル苗用ポットは大きさが小さいため成長が遅いですが、土がたっぷりの容器に植え替えた苗はさすがに大きく成長し、太いものは割り箸の先ほどになりました。ちなみに、太い苗は250本中200本でした。

太めの苗はまずまずのでき

畝の長さは8m。10cm間隔で植えると1列に80本必要です。120cm畝に真ん中のソラマメ列をはさんで、左右に2列ずつ、列の間隔は15cmで植えます。1列は赤タマネギ用として、せっかくなので昨日かった雑誌に出ていた、根を1-2cmの長さに切りそろえる植え方も試してみることにしました。左の2列の手前には根を切ったものとそのままのものを左右に、奥ではその逆に植えました。

中央を挟んで右の2列には、9x18ポットの根鉢をそのまま植え込む方法も試してみることにしました。セル苗は連結ポットから取り出すのが面倒ですが、根鉢を崩さずに植えられるので、苗の根付きは早く越冬には有利と思われます。泉州のセル苗と赤タマネギのセル苗を手前と奥とで左右入れ替えて植えてみました。1セルに複数本の苗が出ているものもありますが、後で間引くことにします。

セル苗は植えるときの苗の扱いが楽です。根鉢が崩れないようもう少し根が回っている方がよさそう。

鍬で浅い溝を切っあと10cm間隔で植えていきます。赤も含めて全体で約300本です。ボカシ肥と鶏糞を混ぜた肥料を軽く表面に施肥して終了です。



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