2013年3月8日金曜日

3月の畑作業


3月は春野菜のスタート時期です。
必要な作業としては

・エンドウ柵立て        上旬 (9、10日)
・葉菜類の種まき・育苗    上中旬 (済み)
・極わせ枝豆トンネル栽培    中旬 (9、10日)
・里芋の催芽         中下旬 (16、17日)
・ジャガイモの分割・植え付け 中下旬 (17、20日)
・人参、ラディッシュ種まき   下旬 (20日)
・落ち葉堆肥切り返し   上旬、下旬 (9、23日)
・ソラマメ土寄せ、支柱     下旬 (成長の様子を見て)

あたりでしょうか。 ( )内に3月の土日を割り当ててみました。

メインイベントは3月中下旬のジャガイモの植え付け、人参の種まきです。
春から初夏にかけての野菜の種まきは、ニンジンなど地植えや露地栽培が必要な野菜は、地温の関係で3月下旬に集中します。一方、ポット播きのできる野菜は、多少早めでも温室やトンネル栽培が可能なのでもう少し早蒔きができます。

今週末はエンドウの柵立て、堆肥切り返しと枝豆の種まきを行う予定です。エンドウについては2月に竹を切り出して立ててありますが、風に吹かれてふらつくので、絡み付く前にしっかりとロープで固定する必要があります。ソラマメもこれからどんどん伸びてきます。エンドウと同じく風に吹かれて根元がふらつくと成長に影響が出るので、土寄せをした上で、支柱とロープで支えます。春は暖かくなってどんどん植物が成長しますが、一方「春の嵐」と言われるように風の強い季節でもあります。しっかりした風対策が必要です。

ジャガイモは、既にかなり芽が出てきているので、いつでも植え付けOKですが、地上に葉が出たあとに霜が降りるとやられてしまうので、毎年3月中旬以降に植え付けています。植え付けの数日前に、大きい芋は分割した上で切り口を数日乾燥させておきます。昔は切り口に灰をまぶして植え付ける、というやり方でしたが、今は切り口をしっかり乾燥させて、植え付け後の腐りを防ぐというのが正解のようです。
芽が出たメイクイーン
サトイモの催芽は、種芋を畑に軽く埋めビニールで覆っておきます。サトイモは芽が動き出すまでに時間がかかりますが、催芽することで、4月中旬の植え付け時には芽が出た芋が使えるというわけです。

種まきや苗植えをする場合、2週間前には肥料をまいて畝作りをしておく、と書いてある書籍が多いですが、有機肥料を適切に使えばほとんど直前の畝作りで十分です。従って畑の事前作業は全く考慮していません。事前に畝作りをする目的は、未熟な有機肥料、効果の強い化学肥料、土をアルカリ化する石灰(これも効果が強い)などをあらかじめまいて土になじませる、未熟有機肥料の場合は土の中で発酵させて発酵に伴って発生するガスを放出させるなどです。石灰の代わりに有機石灰、化成肥料ではなく落葉堆肥とボカシ肥料を使うとこのような心配はほとんど必要ありません。堆肥やボカシ肥料はいずれも仕込みに時間がかかりますが、できてしまえば、あとは気楽に使えるところがいいですね。


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