2013年3月29日金曜日

夏野菜の苗管理と植え時

1週間近く外国出張で留守にしていました。その間かなり冷え込む日もあったようで、この時期の苗管理は本当に難しいですが、こなとやさいさんが室内に入れたりいろいろ面倒を見てくれました。

さてナス科野菜は現在トマト、ナスとも本葉2枚程度です。トマトに関してはこれが8枚出そろって花芽が出るまで育てた上で畑に植え付けます。最終的には30cm前後の背丈になるので、大きめのポリポットにまで植え替える必要があります。植え替えには少し時間がかかるので今週土曜日にやる予定です。順調に行けば5月上旬の連休あたりには花芽が見られるでしょう。

ところですでにトマト苗は園芸店に出回っています。最近は植え頃よりも売り頃ということでしょうか、ジャガイモも夏野菜の苗も植え時よりも1ヶ月以上前から売り場に出てきます。ジャガイモは1月から店頭で見かけますが、植え時は3月。キュウリは4月下旬、トマト、ナス類は5月上旬、ピーマン、唐辛子類は5月上旬以降が適期と言えます。従って今の時期に購入した苗は約1ヶ月、自宅で水やりや追肥をしながら植え付けまで育てる必要があります。

ナス科野菜の苗を自作する前は、適期に購入するために、農協の苗即売会を利用していました。どこの農協も野菜や苗の売店を開いているので、4月中旬ごろから新聞の折り込み広告を見ていると即売会の案内が出てきます。あるいは店員さんに売り出し時期を確認するのが確実です。

植え付け適期の理由の一つは気候です。トマトやナスでは15度以上の最低気温が必要です。唐辛子類はさらに高温を好みます。また4月中は花嵐と言われるように、強風が吹くことが少なくなく、畑に植えた苗が痛みやすいことも理由です。強風で葉が破れたり折れたりすると、ナスにとっては致命傷になることがあります。

もう一つ、トマトは、木が大きくなる栄養成長と花芽がついて実がなる生殖成長のバランスが乱れやすい特性を持つ野菜です。花芽がつく前に畑に根付かせると、根が吸収した養分が栄養成長に回って栄養成長に勢いがついてしまうので、実の成りが悪くなるとか木が暴れやすいと言われます。

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