2013年7月6日土曜日

小麦もみすりと選別

懸案だった小麦の籾摺りと選別がおわりました。小麦の粒は外側のモミガラがはずれやすいですが、時にモミガラ付きの粒が混ざっています。小麦を両手でよく揉むとモミガラが外れます。さらに小麦の粒とモミガラが混ざったものを箕に入れて、あおりながら息を吹きかけてモミガラを飛ばして行きます。写真の状態になるまで朝から約4時間かかりましたが二日酔いの身にはちょうどいい作業です(^.^)
モミガラもムギワラも畑で使う貴重な農業資材です
このあと、クズ小麦を選別して捨てます。箕を斜めに立てながら細かくあおっていると次第にゴミや軽い粒が上の方、先の方に集まってくるのでそれを捨てる、というのは私がまだ小学低学年の頃、祖父に教わりました。Wikipediaの「粉粒体」の項によれば2種類の粒子が混ざったものに振動を加えると上下に分離するとあります。箕ができたのは江戸時代かそれより少し前でしょうか、その頃から農家は経験則として、箕の中の穀物の振る舞いを理解し、選別に利用していたのですね。
単純な構造の箕に対して、大型で高級な穀物選別機を唐箕と言います。中国から伝わったものでしょうか。こちらはファンを回して風を起こし、風の先でモミガラやゴミ、小麦粒の混ざった状態のものを上から落とす構造になっています。軽いものや風圧を受けやすいものほど横方向に飛ばされることを利用しています。小さい頃よく手伝っているつもりで手回しのファンを力一杯回していたことを思い出しました(^.^;;

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